理事長先生・園長先生の一言

 

ミッション(使命)について

2018-06-25
 小さき花園幼稚園のホームページにブログを書きたいと言い出してから、早1か月が過ぎてしまいました。今年の5月8日に理事長として理事会で選出 、たくさんのことを考えました。今も正確には考えている最中ですが、少しずつできることからやっていきたいと思っています。
 
 13年間モンテッソーリ教育を行っている幼稚園の園長をさせていただきました。「子どもの自立を促す教育」として教師が中心ではなく、補助者として徹していかなければならないことを先生方には教え、自らそれに徹してきたつもりです。そして子どもたちはその教育の素晴らしい結果を私たちに示してくれました。その時はモンテッソーリ教育の素晴らしさを実感していたように思います。
 この度、赴任してきた鳥取教会の傍にある小さき花園幼稚園の教育は「一斉教育」でした。眺めているうちに、自分は園長として、もちろん理事長としては初めてのことですが、「一斉教育」について何も経験がないということに気が付いたのです。子どもたち一人ひとりを眺めていると、子どもたちの素直さや優しさや、我慢強さがどういう一斉教育から生まれてきたのかがまったく見えません。しかし、現に今までの教育の結果、そのような子どもたちが目の前にいるという事実は変わらないのです。
 そのことに気が付いた時からなんだか楽しくなってきました。戦前から存在していたこの幼稚園が、まだまだ限りない可能性をもって平成の時代にも存在し続ける意味を見いだしたのです。戦後20数年間は、神父様によって経営されていました、その後50年以上もの間、引き継がれたシスター方の熱心な教育によって現在があることを忘れてはなりませんし、感謝しなければならないことなのです。
 そして忘れてはならないことは、シスター方も私も、同じ「使命」をもってこの幼稚園に派遣されてきたということです。それはこの幼稚園が隣の教会が創立されてからしばらくして「保育所」が建てられ、そののち私立の幼稚園として認可されてから今に至るまでぶれることなく守り続けられてきた「使命」がありました。それはキリスト教の本質を伝え「人としてどのように生きることが素晴らしいことかを教える」使命でした。
 今使われている「ミッション・スクール」という言葉は、シスターが経営しているキリスト教系の学校を指す言葉になってしまいました。私が6年間校長を務めた「福山暁の星女子中学・高等学校」もまた戦後空襲によって教育ができなくなった福山(広島県福山市)に、イエズス会の神父様がローマで援助マリア会のシスターに「女子教育」を行ってほしいと願ったことから5人のフランス人シスターの来日によって始まった学校でした。
 学校の目標は「Women for others」(他者のために生きる女性を育てる)という人間教育が目標でした。この「他者のために生きる」ということは大変困難な目標であることは、私たちが「自分が、自分が」という「自我」の中でしか生きられないことを見てもよくわかると思います。他者のために生きるとは、他者を幸せにすることが自分の幸せにつながるという価値観を持たなければならないからです。
 
 新約聖書のパウロのことばに次のような一節があります。「愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。愛は自慢せず、高ぶらない、礼を失せず、自分の利益を求めず、いらだたず、恨みを抱かない。不義を喜ばず、真実を喜ぶ。すべてを忍び、全てを信じ、全てを望み、すべてに耐える。」(Ⅰコリント書13章4~7)
 この場合の「愛」は、私たち人間の弱く、自己中心的な愛ではありません。神が人間を愛し、子であるイエスをこの地上に送って下さり(クリスマスの出来事です)、最後まで私たち人間を愛してくださったその愛こそが、「他者を幸せにする」ために自らがどうあるべきかを教えて下さった「神の愛」なのです。その中心にはマリア様とイエスさまがいらっしゃいます。
 そのことを機会あるたびに中高生には教え、語ってきました。すぐに変わるわけではありませんが、小さな出来事の中でその「愛」の実践も見ることができました。例えば自転車置き場で自分の不注意から多くの自転車を倒してしまい、自転車置き場の約半分が横倒しになったとき、先輩の高校生がやってきて黙って、倒れた自転車を一台いちだい起こすのを手伝ってくれたという出来事もすばらしい「愛」の実践です。そのことを学期が終わるときに担任の先生から教えていただきました。
 
 素直な心で優しく、我慢強い子どもたちを育てることの根底には、先生方がもたなければならない愛の精神が必要です。その愛はキリスト教的愛に基づくものでなければなりません。
 そういう精神的な教えを先生方に与え続けてこられた歴代の園長先生方の努力はかけがえのないものだと改めて思います。そしてこれからも継続していかなければならない大切なことです。別の言い方をすると、それが「小さき花園幼稚園」の特色の一つだと思います。
 一日いちにちを大切にして、日々成長を見せてくれるのは子どもたちです。それを見ながら、「私たちも日々成長しながら生きていく」ことが求められているように思います。子どもたちが心と体が成長していくように、私たちの心も成長させなければなりません。前向きに考え、苦しみに正面から向き合う力は、神様からの助けがなければ自分のものとすることはできないのです。子どもたちと共に心を込めて神様に祈りたいと思います。
 
 最初の「ブログ」を終えるのにあたり、この幼稚園が多くの人に知られ、素晴らしい教育の成果を上げていることを知っていただきたいと強く願っています。古くからある幼稚園だからと言って時代が変われば、人も変わりますし、知られているつもりでも多くの人々には中身がわからない幼稚園になってしまっているかもしれません。少しでも幼稚園の内側を正しく理解していただく広報活動や変わらぬ一貫した教育方針をもって子どもたちと共に成長したいものだと思います。
 最後になりましたが、忍耐強くこのブログを読んでくださった皆様に心から感謝すると同時に、これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
                                                                                                                                                         小さき花園幼稚園 理事長 山口 道晴

お久しぶりです

2018-05-30
 今、幼稚園の花壇やつつじの茂みの中から、顔を出している動物のプレート。
新しく仲間入りした、かえる・かたつむり・かばなど子ども達の目線の先に並んでいる可愛い色の小動物達です。
嬉しく喜び合う子ども達の笑い声が聞こえてきます。
入園して2か月。子ども達は友だちとの関わり合いの中で、遊びが広がりつつあります。ご家庭の温かさの中から、友だちや先生との関わりの輪が園生活を通して深まっていくのでしょうか。でも、お母さんが大好きと話してくれる顔は輝いています。
 
5月31日はマリア様をたたええる行事を致します。
全ての人々の母であるマリア様
いつも見守って下さるマリア様
イエズス様に祈って下さるマリア様
子ども達は声を合わせて喜びの歌を歌いマリア様をたたえます。
明るい笑顔で、2、3、4、5歳のこの時を大切に過ごしていきたいと思います。
これからは、小さき花園幼稚園の理事長であり、鳥取カトリック教会の主任司祭である山口神父様がお話してくださいますので、これからもよろしくお付き合い下さい。
 
                                                              園長

新学期がスタートします

2018-04-06
穏やかな春日和が続き、桜の花もきれいに満開を迎え私たちの目を楽しませてくれました。
 
4月、いよいよ新学期がスタートします。
子ども達と一緒に手を合わせお祈りをしたり、先生方の話に耳を澄ませたり、お友達と力強く園庭を駆け回ったりして、幼稚園の中が賑やかな楽しい声が響きわたります。
新入園児にとっては、泣きますね。
幼稚園生活のはじめの時、誰でもが経験することです。
大きな声で泣いても、安心してください。泣くことによって、言葉や感情、要求などの表現の一つであり、一つずつ周りを見えてくると自分自身にも納得がいくようになり、お友達と一緒に活動が出来るようになると思います。
お母さま方にとっては心いためることでしょうが、子どもたちの成長の過程を見守って下さると嬉しいです。
 
神さまの見守りを願いましょう。

祈り

今年は一段と寒い2月でしたが、子どもたちの明るい元気な笑い声に助けられ、春、弥生の月を迎えました。
 
入園・進級して1年が過ぎ、改めて子どもたちのお祈りする姿を後ろから見て、感じるところがありました。
毎朝、マリア像の前での挨拶。
クラス全員でする朝のお祈り。
食事の前後に手を合わせてするお祈り。
そして、帰りのお祈りなどをしています。
 
4月に入園した時は、じっとする事もできません。
当たり前ですよね。
でも、毎日の園生活の中で、ゆっくりと繰り返しながら続けて来て、今、目を閉じ両手を合わせ、
背筋をピンと伸ばして祈る姿が身についてきたように思います。
神さまは、一人ひとりの姿を愛おしく、愛をそそぎながら見守って下さる。
でも、神様は姿や姿勢だけで心を傾けられる方ではありません。
小学校に行けば、忘れるでしょう。
この大切な幼児期に一つの事を子どもたちが身に付けてくれるのなら、これからいろんな所で手を合わせたり、
背筋を伸ばしたりする時があると思います。
その時に、小さきで祈ったことを思い出してくれるのならば、嬉しいです。
本当にきれいな祈りの姿勢、感謝します。
3月は晴れの日も続き、外遊びが活発になるでしょう。
身体全体を使って伸び伸びと遊び、いろんな経験を積んで一歩一歩成長するように願います。

祈り

天におられる私たちの父よ 世界をひとつに結んでください
あなたの愛する子どもたちが お互いに兄弟であることに目覚め
共に生きることができるように 信頼の絆で結んでください
 
神の子どうしが恐れを越えて 顔を合わせて話し合い
過ぎし日の過ちを赦し合い 生きかたの違いを受け入れ合い
ひとつの家族になって共に喜び合う あなたの御国が来ますように
 
                    和解と一致を願う祈り   晴佐久昌英  
 
 
新しい1年を迎えた幼稚園も活気づいてきました。
元気いっぱいの挨拶
元気いっぱいの笑い顔
元気いっぱいに登園して来る子どもたち
お互いに生かされ生きていることを喜びながらこの1日を過ごしていきましょう。

学校法人小さき花園幼稚園
〒680-0022
鳥取県鳥取市西町1丁目455
TEL.0857-26-5141
FAX.0857-21-4152

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幼児教育
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